ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
俺にあーんされるとか、レアだぞ?
レア!
ま、これでどんな女も……
「あなたが食べないと意味ないでしょ?」
突き返される赤い天敵。
そうだ。
こいつは、そういうやつだ。
普通の女にきくテクニックは一切通用しない"残念な姫"。
「……ちぇっ」
思わず口を尖らしてしまう。
クソッ。
こいつといると、調子狂う…
他の女には常に"王子様スマイル"しか見せてないのに、こいつの前だと素がでてしまいそうでやばい。