ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話









「あ、の……?」





困惑した姫の瞳。
初めて見る、顔を歪めた表情。
…俺、今なんて……





『俺のためにプチトマトなしの弁当作れよ』





低い声、一人称が"俺"、命令口調……
ってやべえ!!!!!!





「…なーんちゃって」


「へ?」


「ビックリした?」





慌てていつもの"イケメン王子"の口調で話す。
さすがにばれたか……?








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