ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
「てことで、メシ一緒に食おうよ」
「無理」
即答する俺に、またもやニヤニヤ笑う雅紀。
「…なんだよ」
「べっつに〜?そうだよなあ。潤には愛しの姫ちゃんが待ってるもんなあ」
果てしなくうぜえ。
殴ろうとするが、あっさりと避けられてしまう。
「なんども同じ手にのるかよ!」
そう言った瞬間頭を叩く。
油断していたのか、見事にヒットした。
痛そうに頭を抑える雅紀。
横目で見ながら、お前が悪い、と心の中悪態を吐く。