ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話









……
………
…………
……………?
あ、あれ?
いつになってもく、唇に感触がない。
えーっと………?





「……くっ…………」





!?!?!?!?
わ、笑ってる!?!?
イケメン王子・石田潤笑ってるの!?
恐る恐る目を開けると、目の前で肩を震わせながら笑いを堪えてる石田潤。





「…ひ、姫……キスだと、思った?」


「!//////」





私の勘違いいいいいいいいい!?!?
は、恥ずかしい………
穴があったら入りたい!
今すぐ入りたい!!
誰か!穴掘るからスコップちょうだい!!!!!





「キス、してほしかった?」





意地悪そうに笑うイケメン王子・石田潤。
くっそう……
ピュアな乙女をからかいおって!!!





「姫、ピュアなんだ?」


「えっ!?」


「口に出てるって」





な、なんとまあありえないことを。
あははは〜そんなわけないじゃ〜ん。
私の心の内を読めるのはエスパー・恵美だけでありましてね?
そしてそのエスパーさん曰く、彼女の前でしか心の声は漏れてないと。
だから断じてイケメン王子・石田潤の前では……!!










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