ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
こいつが、最近俺が気になるやつ。
今まで俺の笑顔に動じなかったやつは、
一人もいない。
だからよけい気になるんだ……
「あ、潤!何それ、クッキー?
俺にちょーだい♪」
そう言って俺の手の中からクッキーを奪い取るのは、
(一応)親友の雅紀。
小学校からの仲で、俺が唯一、一緒にいて素でいられるダチ。
とにかくチャラい。女遊びが激しい。
でも、イケメンだから許されてるって感じ。