ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話







「おい雅紀、勝手にとってんじゃねーよ」


「どーせいらないでしょ?

 なら俺が食べたってよくない?」





ったく……
まあ、知らねー女からもらったものなんて、
食べる気しねーからいいけど。
うまそうに食べる雅紀を横目に、俺はため息をついた。
最近暇だなー
何か楽しいことねーかな。





「潤、今何か企んでるだろ」





雅紀が俺をみる。
チッ。
バレたか……







 
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