ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
…まあ、とりあえず大丈夫そうだし起きよう。
生憎今は携帯を持ってないから時間も分からないし、先生に聞けばいいもんね。
そう思った私はベッドから降り……
「もしもし?あー、うん、俺。今喋れる?」
れなあい!!!!!!
い、い、イケメン王子・石田潤の声が聞こえるのは何故!?!?
どうしてここにいるの!?!?
しかも電話中………
ぬ、盗み聞くのは気がひける。
でも、今ここを出て石田潤と顔をあわせるのも……無理!
仕方なく私はベッドに足を戻し、息をひそめる。