ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話








1人で凹んでいる私にお構いなく話を続ける恵美。
無視すると後々怖いので、相づちはコマメにうつことにした。





「でも、話してみたら、案外いい人だった」


「うん」


「おもしろくて、何気に優しくて……」


「うん」


「………好きになっちゃった♪」


「うん」





……って、ええええええええええええええ!?
す、す、すすすすすすすすす好きって…□☆△※@!?





「千佳、顔すごい」


「!」





く、口に出ない分、顔にでてた!?
じゃあ、すっごい顔になってたんじゃない!?
今の顔、石田潤に見られてないよね!?
見られてたらもう恥ずかしくて死んじゃう……
って、そんな事は今どうでもよくて。








< 43 / 221 >

この作品をシェア

pagetop