ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
それから2人で話していると、千佳の姿が見えないことに気がついた。
「あれ!?千佳がいない!」
「ほんとだ~
姫なんだし気まぐれなんじゃない?」
「…千佳は気まぐれで動いたりしない」
失礼な。
千佳は誰よりも人の事を考えて行動するんだから!
…口下手すぎて、伝わらないけど。
「私捜してくる」
それに、千佳は方向音痴だし。
迷子にでもなったら…
って、私は千佳の親かい!!
なんて1人ツッコミしながら立ち上がる。