ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話







「ね?いいでしょ?」」





何も言わない私にそう聞いてくる雅紀くん。
もう頷くしかなくて、私はその場に座り込んだ。





「じゃ、しゃべろっか♪」





また子供っぽくなった雅紀くん。
さっきまでの男の子な彼はどこに行ったのだろう?
チャラい感じで話し続ける彼を見て、ふと思った。
………もしかして、演じてる?
チャラっぽい雅紀くんを作ってるの?
そう思った私は、思わず口に出してしまった。








 
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