ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
「教室まで送るよ」
キラン☆
うわああああああああ!!!
さっきの王子様スマイルよりも何十倍、何百倍、何千倍にも輝く笑顔を見せる石田潤。
なんだ!?
なんでこんなに眩しいんだ!?
王子の後ろには太陽でもあるのか!?
眩しすぎて焦げる!!!
思わず目を細めて顔を背けると、フラっとよろけた。
「わっ……」
「危ない!」
イケメン王子のかっこいい声が聞こえた瞬間、体がフワリと浮く。
えっ………!?