ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
保健室に行くと、朝の職員会議のおかげで先生がいない。
うわ、2人っきりだ…。
い、今さらだけど、ドキドキしてきたっ!!
「はい、おろすよ」
そう言ったのと同時にベッドの上に下ろされる。
ああ、こんなことになるんだったら、ダイエットしておけば良かった…なんて後悔が一気に押し寄せてくる。
って、その前に。
やっぱり、お礼……言わなくちゃ。
「………………あ、」
「あ?」
「あ、あ、あ、……」
っっっっって、何してるの千佳!!!
さっさとお礼言いなさいよ!!
そうこうしているうちに、イケメン王子が私と同じ目線までしゃがんで、素晴らしく整ったお顔が目の前に。