ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
「どうしたの?」
真っ直ぐ見つめられると、顔が赤くなっちゃう……!!
「あ、あ、あ、あああああああ……」
「…?」
「あ、ああああり、あり………」
「あり?」
どこにいる?といった表情のイケメン王子・石田潤。
……そのありじゃなくて!!!
「あ、あり、あり………が……とぅ………」
もう消えそうな声でそう言うと、目の前のイケメン王子はニコッと笑って、
「どういたしまして」
と言った。