ツンツン姫がイケメン王子に恋をした話
潤side
「なんなのよー!!!!!」
「っ!?」
"残念な姫"こと原田千佳を探して屋上に来た俺。
ドアを開けようとドアノブに手をかけた瞬間、そんな大声が聞こえてきたのだ。
「もうほんとなに!?
朝から"王子様スマイル(略)"見れるわ 、話しかけられるわ、お姫様抱っこされるわ、だ、だだ抱きしめられるわ………。
なに!?
今日、一生分の運がやってきちゃった パターン!?
なにそれすごすぎでしょ!!」
一人でベラベラと話し続ける女子。
「重たい私を軽々と持ち上げるなんて…
さすがイケメン王子♡
王子様すぎてキュン死にしちゃう!!
かっこよすぎる〜♡♡」