無垢なヴァンパイア
「あら、いつの間にそんなに力を持つようになったの?ハンター会は」
昔は平和だったから本当に影の役割をしていたのに。
「今は緊急事態みたいなものだからな。警察はしぶしぶだが、証拠が見つかればハンター会がきちんと捜査することができる」
ハンター会もいろいろと大変みたいね。
「仕事はもう終わりだ。主役がいないままではこのパーティも長続きしないだろう。帰るぞ」
そういうとカイはケータイを取り出して電話し始めた。
いくつか言葉を交わすとすぐに電話を切ってしまった。
「行くぞ」
歩き出したカイの後をリルアは着いて行った。
二人は会場から去って行った。