ある日突然お嬢様になりました!?~単純姫と王子様の恋の物語~
「これがあたしの過去。あたしの全て。」話し終わると、体が何かに包まれた。

「・・・っ!瞬!?」するといきなり涙が溢れてきた。

「今日から俺がお前を守る。二度と傷つけさせねぇ誰にも。」

「なんで・・・そんなに優しいの?」そういって泣くあたしの頭を瞬が優しく撫でる。

「もう大丈夫だ。」

「うぅっ・・・。ひっく・・・」ずっと怖かった。怖くて仕方がなかった。

だからこうやって誰かにお前は、もう大丈夫だって言ってほしかった。

「瞬?」

「あっ?」

「ありがとう。」とびっきりの笑顔で瞬に言った。

「おう。それよりお前今日から家に来い」えっ?

「い・・・いの?」あたしがそう聞くと

「あたりめぇだろ?」だって、あたしって瞬が好きなんだ。きっと。

「うん!」
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