王子様の危険な恋愛領域
Sweet danger☆5

正式な彼女

う……。


ね、眠れなかった…。


光琉とのデートから一夜が明けて、翌朝の月曜日。


ムクリとベッドから起き上がった私は、大きな欠伸をした。


昨日、光琉に対する原因不明の症状が恋だったと知って…


とても大きな衝撃を受けたけど、更に…光琉から告白もされて、そのうえ…きっ、キスまで…。


パッと頭の中に、その時の光景が浮かぶ。


顔が沸騰したかのように、急激に熱くなるのを感じた。


ひゃああっ…!!


キスの光景、あれから…頭の中で再生してばかりだよ…私。


こんな調子だから、夜も全然眠れなかったんだよね…。


結局、光琉のことばかり考えながら朝を迎えちゃったな…。


背伸びをしながら、部屋の窓際までやってきた私は、カーテンをゆっくりと開けた。


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