王子様の危険な恋愛領域
王子と幼なじみ
「それじゃあ、お父さんのところに行って来るわね!」
「うん、気をつけて行ってらっしゃい!お父さんに宜しくね!」
「OK!皆辻君、一週間…紗姫のこと、お願いね!」
「はい。」
週明けの月曜日の朝。
あっという間に到来してしまった、お母さんがイギリスへと出発する日。
飛行機の時間の関係で、私たちよりも少し先に家を出るお母さんは、とてもウキウキした表情だ。
「紗姫、皆辻君と素敵な時間を過ごしてね。せっかくの二人きりなんだから、思いっきり楽しんじゃいなさいよ?」
こっそりと耳打ちされ、顔に熱が集まった。
「も、もうっ!!何言ってるの、お母さんってば!」
ただでさえ、緊張でドキドキしてるっていうのに、鼓動の高鳴りに拍車がかかっちゃうじゃない…。
ソワソワしていると、不意に光琉が私の肩を抱いた。
「あの、紗姫のことは任せて下さい。イギリスでゆっくり二人で過ごして来て下さいね。」
「皆辻君、ありがとう!頼もしい限りだわ~!じゃあ、私…そろそろ行くわね!」
ふふ、と微笑ましそうに笑ったお母さんは、車に乗り込むと、私たちに手を振ってから家を出て行ってしまった。
「うん、気をつけて行ってらっしゃい!お父さんに宜しくね!」
「OK!皆辻君、一週間…紗姫のこと、お願いね!」
「はい。」
週明けの月曜日の朝。
あっという間に到来してしまった、お母さんがイギリスへと出発する日。
飛行機の時間の関係で、私たちよりも少し先に家を出るお母さんは、とてもウキウキした表情だ。
「紗姫、皆辻君と素敵な時間を過ごしてね。せっかくの二人きりなんだから、思いっきり楽しんじゃいなさいよ?」
こっそりと耳打ちされ、顔に熱が集まった。
「も、もうっ!!何言ってるの、お母さんってば!」
ただでさえ、緊張でドキドキしてるっていうのに、鼓動の高鳴りに拍車がかかっちゃうじゃない…。
ソワソワしていると、不意に光琉が私の肩を抱いた。
「あの、紗姫のことは任せて下さい。イギリスでゆっくり二人で過ごして来て下さいね。」
「皆辻君、ありがとう!頼もしい限りだわ~!じゃあ、私…そろそろ行くわね!」
ふふ、と微笑ましそうに笑ったお母さんは、車に乗り込むと、私たちに手を振ってから家を出て行ってしまった。