Samsara

「…あの事件が あったから、

  あたしの名は 呪われた名前なんです。」


「でも、貴方自身が殺したわけじゃないですよね?

                 なのに 何故?」


「あたしは、その人の…」

「生まれ変わり、ですか?」

「…!?」



リーゼルは 驚くように

死神の顔を 見た。


死神は

ニコニコ。

と 笑っている。



リーゼルは、話し続けた。


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