虹の橋

#06 優しさの鍵



次の日、私は普通に登校し、教室に入って席に着くと


机の中に家の鍵が入っていた。


先生が入れてくれたのかと思ったが、


朝のHRが終わると同時に担任が私のところにやってきた。


「ほら鍵。もう落とすなよ」


あれ───…?


担任が差し出したその鍵は、私のものではなかった。





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