虹の橋


全員が阿神くんに目を向ける中で、一人だけ、私を見ていた。


一瞬目が合い、私は慌てて視線を逸らした。やっぱりまだ男子は慣れない


しかし、視界の隅に映る男子はずっと同じ一点を見据えている


当然だが、全く知らない人だ


な、なに?


顔になんかついてるとか?


一人で悶々としていると、自己紹介はあの男子の番になった




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