シンデレラのSweetなお時間
「?は、はいっ」
「資料のファイルの5番が足りない。探し直してこい」
「え!?そんな、確かに全部…」
「探し直してこい」
「…は、はい」
威厳を放ち命じる主任に、私はメガネをかけ直し渋々また倉庫へと向かった。
(またホコリまみれ…)
全部あったと思うんだけど…また見落とししてたかな?
そう戻ってきた倉庫で、私は先程探した時と同じように机の下へ入り込み、しまいこまれている段ボールの中を探る。
「安藤」
「わっ!?」
するとまたも呼ばれた名前に驚き、咄嗟に立ち上がろうとして机にガンっと頭をぶつけた。