シンデレラのSweetなお時間
薄いメガネにも慣れて、少しずつ自分が変われているのを感じる最近。
まぁ、確かに鈍臭いのは相変わらずだけれど…それでも、少しずつ自分に自信を持てるようにはなってきた。
きっとその理由は
あの日の、彼の言葉
『お前のいい所は沢山ある』
「大丈夫か?」
「!」
そう散らばった書類をわたわたとかき集めていると、オフィスへ戻ってきていた玲二さんはごく自然に書類を拾う。
「す、すみません…」
「相変わらずだな。足に怪我はしていないか?」
「は…はい」