シンデレラのSweetなお時間



お互いしゃがみ込む形で顔を上げれば、すぐ目の前にあるその顔。



「…?」

「…!」



ばち、と合う視線に一気に上昇する熱



「っ〜…」



それを悟られないよう、私はバババッと書類を拾い集めて駆け足でオフィスを出た。



「?澤村主任、何かしたんですか?」

「?」





目が合うだけでドキドキする。

全身が熱くて、鼓動がうるさい



(…恥ずか、しい)



気持ちを感じて以来、彼への意識は止まらない。

彼が好きだという気持ち





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