シンデレラのSweetなお時間
そっと目を閉じ思い出す。
彼の肌、彼に感じる気持ち
『好きな男のこと考えて』
『誘え』
あなたに、触れたい欲望
「…、」
開いた視界には、ライトの眩しい世界。
向けられたカメラのレンズに、私はベッドへ仰向けに寝転がる。
彼に触れられた感触を思い出しながら、求めるように誘うように
もっと触れてほしい
あなたに、もっと
「……」
ーカシャ、カシャ…
そんな私を、彼は上から見下ろすように撮る。
いつもなら、真っ直ぐカメラを見つめるなんて出来ない。
けど、今は違う
欲に忠実に求める私は、ねだるように誘い込む。