シンデレラのSweetなお時間



そう口々に言いたくなるのも分かる。



ロングの金髪に青い瞳。はっきりとした赤に黒のレースをあしらった下着を、綺麗に映えさせる透き通るような肌。

そんな彼女がベッドに寝転がり誘うような眼差しでカメラを見つめている。

まさしく、『艶やか』という言葉がよく似合うと思う。



その正体が、今そこで一人黙々とパソコンに入力作業をしている彼女と同一人物だなんて、誰が想像つくだろう。





「安藤さん、これも頼んでいい?」

「はい」

「……」



そう書類を受け取り小さく笑う姿

その横顔は、今日も綺麗だ。





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