シンデレラのSweetなお時間
「…そうだな。随分と堂々としてきた気がする」
「この前の写真なんて、出来上がり見てドキドキしちゃった!あんな色っぽい顔出来るのねぇ」
「……」
「停電中に、玲ちゃんと何があったんだか」
「!!?」
ハルミの一言に驚き顔を見た俺に、その顔はニヤニヤと笑う。
「あらやだ、図星ぃ?何したの?ねぇ、何しちゃったのよぉ」
「なっ、ななっ…」
本人はカマをかけただけなのだろう。それに見事にかかった俺に、楽しそうに問う
「…べ、別に…手を握っただけだ」
「は!?手握っただけ!?嘘でしょ!?」
「嘘なわけあるか!そ、それも大体彼女の手が冷えていたからというだけであって…」