シンデレラのSweetなお時間



「会社員はいいよな、周りが休めてる時に一緒に休めるんだから」



「ならばお前も会社員になったらどうだ。就職活動なら手伝うぞ」



「ならねーよ!!」



(航さん、会社員とか向いてなさそうだもんなぁ…)

カメラをしまいながら航さんは相変わらず優しくはない目つきでこちらを見る。



「おい、お前年末年始だらけすぎて太るんじゃねーぞ」



「わ、わかってますもん…」



「だからって下手に運動とかもすんなよ。この体維持しろ」



「はい…ってまたお腹つままないでください!」



「いや、なかなかクセになる…」



「へ、へんたーい!」



そうちょっかいを出してくる航さんから逃げてはハルミさんの背後へと隠れる私に、彼女はそういえばと思い出したように私と玲二さんを見る。




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