シンデレラのSweetなお時間
「……」
「…、」
至って普通にデスクにつく彼に、私は勇気を振り絞り席を立ち近付いて行った。
「…あ、あの…澤村主任…」
「?あぁ、安藤か。おはよう」
「おはようございます…あの、昨日の、ことなんですけど…」
「昨日?…あぁ、二日酔いは大丈夫か?」
「は、はいっ」
「そうか、ならいい」
それだけ話して、その視線はすぐに手元の書類へ向いてしまう。
「……」
あれ?もしかして…怒ってない?
寧ろ二日酔いの心配してくれた…。
予想外のその反応に驚いてしまうものの、安心感から胸を撫で下ろし彼のデスクを離れた。