シンデレラのSweetなお時間
あれだけ失礼なことをしたのに、許してくれるなんて…意外と心広いんだなぁ。
よし!気を取り直して仕事!
名誉挽回する為にも、一生懸命働かなければ!
許して貰え気持ちが軽くなったこともあり、私は気合いを入れてスタスタと給湯室へ向かいお茶を入れる。
「あの…お茶、どうぞ」
「わっ、安藤さんありがとー」
「気が利くなー」
そしていれてきたお茶を配る私に、先輩たちは笑って湯飲みを受け取った。
(澤村主任にもお茶…)
そのままの勢いでそのデスクへ向かい歩き出した、その時
ードンッ
「わっ!」
足元にあった段ボールにつまずいた私の体はつんのめり、お茶の入った湯飲みは宙を舞う。