シンデレラのSweetなお時間
(そういえばさっき『新人』って…)
あの人は撮影する道具用意してたし…
ベッドもあった…と、いうことは
わ…私、売り飛ばされる…!!!
脳内で一気に辿り着いた答えに、私は即座にその場に座り土下座をする。
「うっ…売り飛ばさないでくださいいいー!!!」
「売…?何の話だ?」
「へ?」
頭を上げ涙目で首を傾げる私に、彼は意味がわからないと言った顔でこちらを見た。
「え?だって、私をいやらしいビデオの業界に売り飛ばすつもりじゃ…」
「違う。断じて違う。そもそも俺はそんな業界なんて知らない」
「へ?じゃあ…?」