シンデレラのSweetなお時間



激しく動揺する私にも、彼は一切下心などないらしく真顔のまま話し続ける。



「それと、特別手当てで一度の撮影につき一万が支払われる」

「えっ!」

「商品を売る為とはいえ下着姿を撮らせて貰うんだ、手当てが出ても当然だ。ちなみにその商品が爆発的に売れればその分プラスで出ることもある」

「……」



まさかのお金の話も絡み、現在財産全てを失っている私の心は一気に揺らぐ。

(けど、お金の為に下着姿を見せるだなんて…でも一万円は大きい…けど、だけどっ…)



「それに、変わりたいんじゃないのか?」

「…?」



< 38 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop