シンデレラのSweetなお時間
あなたmagic
three
ランジェリーを身に纏い
カメラのシャッター音に包まれる
そんな、自分が知らなかった自分
それを見つけてくれたのは、彼
「あ、商品モデル新しい子になったんだ」
「うわっ、可愛い!人形みたいだな!」
「体もなかなかいいスタイル…これ、プロ?」
「……」
ある日の仕事中、わいわいと騒ぐ先輩たちが手にしているのは、仕上がったばかりの来月の新作商品のカタログ。
そう、それは先日撮影したランジェリーを着た私の写真たちで…。
(う…嬉しい…!!)
それは私です、なんて言えるわけもないけれど可愛いと褒められれば嬉しさを堪えきれるはずもなく…私はパソコンを打つ手を止めニヤニヤと緩みそうな自分の頬を押さえた。