シンデレラのSweetなお時間
「…っと、じゃあ今日の分は終わり」
「…ふう、」
そう降ろされたカメラに、またも私は無事撮影を終えた安心感に息を吐き出す。
(無事終わった…よかった)
「あ、あの…航さん」
「?」
「私、大丈夫でしたか?ちゃんと出来てましたか?」
「…あー、まぁ。最初はどうなるかと思ったけど、休憩明けは前回より良かったんじゃねーの」
「よかった…」
無愛想ながらも褒め言葉をくれる彼に、どっと出る安心感。
航さんはそんな私をじっと見て、不意に手を伸ばす。
「……」
「?」
そして、その手は突然私の脇腹をムニっとつまんだ。