Hair cuts
愛華の手紙
DEAR さくら
あたしは、この幸せが壊れてしまうのが怖くて、いつもおびえていた。
ただ毎日、ひたすらこう願った。
ずっと、四人一緒にいられますようにって。
でも、それは到底無理な話で、そうと知りながらでも、願わずにはいられなかった。
みんなで一緒にいる時も、笑いながら、後何回こんな風に笑いあえるんだろうって、そんなことばかり考えていた。
あの頃のあたしは、もうとっくにわかっていたのかもしれない。これから先、あたしたちが辿る運命を、知っていたのかもしれない。
そんな風に思えて仕方ないのです。
浩人はもう昔の浩人じゃありません。そして、あたしや、遊里も…。
だから、さくら。どうか、さくらだけは昔のままでいてください。さくらだけは変わらないで…。
FROM 愛華
出すに出せない手紙第三号
あたしは、この幸せが壊れてしまうのが怖くて、いつもおびえていた。
ただ毎日、ひたすらこう願った。
ずっと、四人一緒にいられますようにって。
でも、それは到底無理な話で、そうと知りながらでも、願わずにはいられなかった。
みんなで一緒にいる時も、笑いながら、後何回こんな風に笑いあえるんだろうって、そんなことばかり考えていた。
あの頃のあたしは、もうとっくにわかっていたのかもしれない。これから先、あたしたちが辿る運命を、知っていたのかもしれない。
そんな風に思えて仕方ないのです。
浩人はもう昔の浩人じゃありません。そして、あたしや、遊里も…。
だから、さくら。どうか、さくらだけは昔のままでいてください。さくらだけは変わらないで…。
FROM 愛華
出すに出せない手紙第三号