本当の俺を愛してくれないか?
それに、ここは女性客ばかりで男の人が見てもきっとつまらない場所。
ってことはもしかして!
「もっ、もしかして最上部長...」
「えっ!なっ、何かな?」
この余裕なさ。そして慌てよう。
きっと間違いない。
「最上部長...。噂の彼女へのプレゼント買いに来たんですか?」
「...えっ?」
「あれ?違いますか?」
そうだと思ったんだけどな。
「あっ、いや!そうなんだ!うん、彼女の誕生日が近くてさ。」
やっぱり。
「最上部長の彼女さんもここのお店が好きなんですね」
「あっ、あぁ」
さすが最上部長の彼女さん!センスがいい!
「私もここのお店、大好きなんです。お金があればキッチン用品全部ここで揃えたいくらいです」
「そう、なんだ...。うん、ここいいよな。可愛いものが一杯で」
そう言いながらさっきのマグカップを手に取る最上部長。
あっ...。もしかして彼女さんのこと考えているのかな?
「それ、凄く可愛いですよね。プレゼントされたらきっと喜ぶと思いますよ」
私も気になったマグカップ。
それは沢山の色とりどりな星とエンジェルが描かれていて。本当に可愛い。
「そう、だな。これにしようかな」
「はい!」
そう言うと最上部長は照れ臭そうにレジへと向かって行った。
いいな、いいな。
彼女さんが本当に羨ましい!あんな風に好きな人にプレゼントを選んでもらえたら、幸せだよね。
...本当に最上部長ってば素敵すぎ。
やっぱり嫌いになんてなれないし、最上部長以上に素敵だなって思える人なんていないもの。
だから勝手に好きでいるくらい、いいよね?
ーーーーーーー
ーーーー
あの日から少しずつ最上部長と話す機会が増えていって。
まぁ、話すって言っても私が一方的に彼女さんとの話題を振るだけなんだけどね。でも、最上部長はいつも上手くはぐらかす。
きっとうまくいっている証拠なんだけどさ。一方的な会話でも、私は最上部長と二人っきりで話せることが嬉しくて。
それだけで幸せだった。
...うん。恋愛に関して、はね。
「今回の秋の新商品の企画は小森さんの案でいくことになった」
「っしゃ!ありがとうございます!」
「おめでとうございまーす」
みんなと一緒に拍手するものの、小さく漏れてしまう溜め息。
ってことはもしかして!
「もっ、もしかして最上部長...」
「えっ!なっ、何かな?」
この余裕なさ。そして慌てよう。
きっと間違いない。
「最上部長...。噂の彼女へのプレゼント買いに来たんですか?」
「...えっ?」
「あれ?違いますか?」
そうだと思ったんだけどな。
「あっ、いや!そうなんだ!うん、彼女の誕生日が近くてさ。」
やっぱり。
「最上部長の彼女さんもここのお店が好きなんですね」
「あっ、あぁ」
さすが最上部長の彼女さん!センスがいい!
「私もここのお店、大好きなんです。お金があればキッチン用品全部ここで揃えたいくらいです」
「そう、なんだ...。うん、ここいいよな。可愛いものが一杯で」
そう言いながらさっきのマグカップを手に取る最上部長。
あっ...。もしかして彼女さんのこと考えているのかな?
「それ、凄く可愛いですよね。プレゼントされたらきっと喜ぶと思いますよ」
私も気になったマグカップ。
それは沢山の色とりどりな星とエンジェルが描かれていて。本当に可愛い。
「そう、だな。これにしようかな」
「はい!」
そう言うと最上部長は照れ臭そうにレジへと向かって行った。
いいな、いいな。
彼女さんが本当に羨ましい!あんな風に好きな人にプレゼントを選んでもらえたら、幸せだよね。
...本当に最上部長ってば素敵すぎ。
やっぱり嫌いになんてなれないし、最上部長以上に素敵だなって思える人なんていないもの。
だから勝手に好きでいるくらい、いいよね?
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あの日から少しずつ最上部長と話す機会が増えていって。
まぁ、話すって言っても私が一方的に彼女さんとの話題を振るだけなんだけどね。でも、最上部長はいつも上手くはぐらかす。
きっとうまくいっている証拠なんだけどさ。一方的な会話でも、私は最上部長と二人っきりで話せることが嬉しくて。
それだけで幸せだった。
...うん。恋愛に関して、はね。
「今回の秋の新商品の企画は小森さんの案でいくことになった」
「っしゃ!ありがとうございます!」
「おめでとうございまーす」
みんなと一緒に拍手するものの、小さく漏れてしまう溜め息。