本当の俺を愛してくれないか?
一体何を考えているんだろう。
普通好意を抱く?こんな女に!
「ありがとうございましたー」
お店の店員さんに見送られ、お店を出る。
あれだけばっさり言っちゃったし、もうあんなこと言ってきたりしないだろう。
それにちゃんと謝ったし。小森さんだっていい大人なんだから仕事に私情を持ち込んできたりしないわよね。
そうと決まればさっさと会社に戻って心配しているであろう咲花に話をしよう!
って思いながら帰ろうとしたんだけど...。
「あれ...?ここ、どこ?」
止まる足。
だってここ、ちょっと分からないわよ?
さっき小森さんに引きずられるように連れられてきたからか、全くどうやって来たのか覚えていない。
軽く路頭に迷っていた時、
「小林さん!」
「...小森さん」
追い掛けてきてくれたのは小森さんだった。
息が上がっていて。走ってきた?
「...あのさ、小林さんには悪いんだけどますます気に入っちゃったから」
「えっ...?」
「俺、かえって燃えるタイプなんだ。...振り向かせたいって思ったから。...だから頑張らせてよ」
なんで..?
「...さっきも言いましたけど、私は小森さんに興味はありません。それに...ずっと好きな人がいますから」
こんなこと言うつもりなんてなかったのに。好きな人がいるなんて。
「それは小林さんの片想いなんでしょ?なら俺と一緒じゃん」
「そっ、それはそうですけど...!私はともかく小森さんなら他にいくらでも素敵な相手がいると思いますよ。私じゃなくても...」
普通好意を抱く?こんな女に!
「ありがとうございましたー」
お店の店員さんに見送られ、お店を出る。
あれだけばっさり言っちゃったし、もうあんなこと言ってきたりしないだろう。
それにちゃんと謝ったし。小森さんだっていい大人なんだから仕事に私情を持ち込んできたりしないわよね。
そうと決まればさっさと会社に戻って心配しているであろう咲花に話をしよう!
って思いながら帰ろうとしたんだけど...。
「あれ...?ここ、どこ?」
止まる足。
だってここ、ちょっと分からないわよ?
さっき小森さんに引きずられるように連れられてきたからか、全くどうやって来たのか覚えていない。
軽く路頭に迷っていた時、
「小林さん!」
「...小森さん」
追い掛けてきてくれたのは小森さんだった。
息が上がっていて。走ってきた?
「...あのさ、小林さんには悪いんだけどますます気に入っちゃったから」
「えっ...?」
「俺、かえって燃えるタイプなんだ。...振り向かせたいって思ったから。...だから頑張らせてよ」
なんで..?
「...さっきも言いましたけど、私は小森さんに興味はありません。それに...ずっと好きな人がいますから」
こんなこと言うつもりなんてなかったのに。好きな人がいるなんて。
「それは小林さんの片想いなんでしょ?なら俺と一緒じゃん」
「そっ、それはそうですけど...!私はともかく小森さんなら他にいくらでも素敵な相手がいると思いますよ。私じゃなくても...」