本当の俺を愛してくれないか?
「...あのさ、ちゃんと宏美ちゃんには伝わってない?俺の気持ち」
いつもとは全然違う小森さんに戸惑いを隠せない。
どう返したらいいのか分からない...。
「前に言ってた好きな人とうまくいったの?」
「いいえ!そういうわけじゃないんですけど...。でも頑張ってみようかなって思って」
ちゃんと伝えよう。私の気持ち。
いつも小森さんはどこかふざけていたから私も同じように返してきちゃったけど、今は違う。
本気の人に冗談で返せないよ。
「あの、前にも言いましたけど私には好きな人がいるんです。...相手の気持ちとか関係なく私はその人しか好きになれないんです。...だから」
「知ってるよ、そんなの。だから俺も同じだって言ったよね?」
小森さん...。
「宏美ちゃんが誰かのものにならない限り、俺も諦めないから。...先に戻る」
「あっ...!」
それ以上小森さんは何も言わず、会議室を出て行ってしまった。
「誰かのものになるまでなんて...」
そんなの、苦しいよ。
だって私は小森さんの気持ちに応えることなんて、出来ないんだよ?
...もし、私が告白しちゃったら最上部長もこんな風に苦しいかな?
だって最上部長は菜々子さんのことが忘れられなくて、きっと今でも好きで。
それなのに私が告白して勝手に好きでいるだけです!って言っても、最上部長の立場だったらきっと苦しいよね?
「気持ち...隠さないと」
最上部長が好き。だから最上部長を困らせるようなこと、したくない。
困らせたりしないから、だからクリスマスデートに誘ってもいいよね?
絶対に気付かれないようにするから、一緒に過ごしてもいいよね?
いつもとは全然違う小森さんに戸惑いを隠せない。
どう返したらいいのか分からない...。
「前に言ってた好きな人とうまくいったの?」
「いいえ!そういうわけじゃないんですけど...。でも頑張ってみようかなって思って」
ちゃんと伝えよう。私の気持ち。
いつも小森さんはどこかふざけていたから私も同じように返してきちゃったけど、今は違う。
本気の人に冗談で返せないよ。
「あの、前にも言いましたけど私には好きな人がいるんです。...相手の気持ちとか関係なく私はその人しか好きになれないんです。...だから」
「知ってるよ、そんなの。だから俺も同じだって言ったよね?」
小森さん...。
「宏美ちゃんが誰かのものにならない限り、俺も諦めないから。...先に戻る」
「あっ...!」
それ以上小森さんは何も言わず、会議室を出て行ってしまった。
「誰かのものになるまでなんて...」
そんなの、苦しいよ。
だって私は小森さんの気持ちに応えることなんて、出来ないんだよ?
...もし、私が告白しちゃったら最上部長もこんな風に苦しいかな?
だって最上部長は菜々子さんのことが忘れられなくて、きっと今でも好きで。
それなのに私が告白して勝手に好きでいるだけです!って言っても、最上部長の立場だったらきっと苦しいよね?
「気持ち...隠さないと」
最上部長が好き。だから最上部長を困らせるようなこと、したくない。
困らせたりしないから、だからクリスマスデートに誘ってもいいよね?
絶対に気付かれないようにするから、一緒に過ごしてもいいよね?