【完】お人好しな彼に、恋をしました。
てか2人ってそんな……家を行き来するほど仲が良かったんだ?
知らなかったわ、てっきり麻桜は彼氏さんに一途だと思ってたし。
何となくついていくのは気が引けたけど、2股とかだったらやっぱり良くないし、麻桜の後を追いかけた。
「いらっしゃいませー」
「やっほ、遥希くん」
「倉季さん、また来てくれたんだ?あ……瀬野さんも、いらっしゃい」
ニコッと微笑まれ、思わず目をそらす。
いやいや、至近距離でこの笑顔は反則ですって。