【完】お人好しな彼に、恋をしました。
とある小さな国のハルキ王子。
彼は町の人たちにも優しく、常に国民のことを考えるような人。
時には町にお忍びで視察に行き、直接町人の声に耳を傾け、民主的な政治をしている。
彼が視察に行った際に、小さな女の子が弟の誕生パーティーを開きたいが貧しくて出来ないと困っているのを聞き
彼は町全体で大きなパーティーを開く。
町人と一通り挨拶をしたり話をしたあと、会場の隅っこに女性がひとりでいるのを見つける。
彼女の正体は、のちにわかることだが隣国のお姫様だったのだ。