【完】お人好しな彼に、恋をしました。
「え!?いくら何でもこれはないでしょ!」
髪はうっすら茶色で天然パーマなのかな、美容室でやってもらったっていうより、自然な髪。
はっきり言って、モデルさんにしては素朴な女の子。
「俺もあの時そう思ったんだよ!理由聞くじゃん?昔好きだった子に似てるらしいよ」
「まぁ、遥希くんの好みだものね。あたしたちがどうこういう問題じゃないわよね」
そう言ってチラッと私を見る麻桜。
「そうそう、人の好みだしね、俺らには分からないけどきっとなんかあるんだよ」
そう言ってチラッと私を見る廉夜くん。