そら
次の話の始まりを作ったのは俺だった。
「章ってさー…明希の事好きなんだよな?」

「おいおい忠司~。なーに改めて聞いてるんっ!」
笑いながら大輝に言われた。
「そうだよな~すまんすま…
俺の言葉を言い終わらないうちに章が言った。

「おう。俺は明希が好きや!」
めっちゃ赤面顔になりながら言ってくれた。
あまりにも大きい声だったので本人も俺も周りをキョロキョロしてしまった。

「大胆な告白やな今のっ!明希連れてくれば良かった~」
笑いながら言う大輝の言葉に章の顔はよけい赤くなった。

明希の事めっちゃ好きって分かるよ章。
お願いだから1人で悩むなんて阿呆な事すんな…。

俺らはお前の恋、
全力で応援すっからな!
< 25 / 35 >

この作品をシェア

pagetop