私の愛するサッカー部


「ふー疲れたー。」


ブースがある並木道から少し離れた芝生の上に二人して腰掛ける。


「スーツやばいかなー?」

「いーよ。どうせクリーニングするし。」


そうは言っても、お尻に芝生つけて帰ったら間違いなくお母さんの雷が落ちるだろう。


「サークル本当にどうしよう…。なんかブース回れば回る程わかんなくなって来た。」


「だよねー。」


二人してそう呟いたその時、


「じゃあさ、サッカーのマネージャーとかどう?」


「「へ…。」」


後ろからしたそんな声に振り返った。

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