都会育ちのギャルが田舎に転校してきました




「え?」

「行かないの?学校。早く行こうよ」

「ちょ、ちょっと待って愛莉紗ちゃん!お、俺の後ろに乗るつもりなの!?」

「は?太陽が昨日『俺が愛莉紗ちゃん乗せてあげる』って言ったんじゃん」

「うっ!そ、それは言葉の綾って言うか――――――ほんと無理!愛莉紗ちゃん乗っけるのは無理!せめてそのスカート丈を直してからにして!」




顔を赤らめながら言う太陽に昨日からかい過ぎたと後悔する。昨日あんな事をしなきゃすんなり乗れたのに。


スカート丈を直すって言っても、もう切ってしまったから直すに直せない。それはもうザックリ、バッサリと。
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