都会育ちのギャルが田舎に転校してきました




―――いや。私達は固まった。


お互いの目を見つめたまま一向に動かない。


そして数秒たったとき。


ガシッ!


お互いの掌を強く握り締めると、顔を見合せ、深く頷いた。




『私は愛莉紗』

『菜穂だよお』

『『これからよろしく』』




こうして、私達はお互いに伝わるモノを感じ取り、意気投合したのだった。

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