都会育ちのギャルが田舎に転校してきました




――――「でもお。菜穂は直ぐに愛莉紗が都会から来た子だって分かったけど愛莉紗はよく分かったねえ?」

「分かるよ。菜穂の仕草とか染み付いたオーラで」

「へえ〜(なんか野生児みたぁい!)」

「(絶対失礼なこと考えてるなコイツ)…けど本当に助かったよ。菜穂が後ろに乗っけてくれたから学校にも着けたし」




路頭に迷ったような状態の私を、出逢ってまだ数分の菜穂は、チャリに乗せてくれた。


菜穂が居なかったら、確実に遅刻していた。
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