都会育ちのギャルが田舎に転校してきました




―――――因みに。いま居る此所は2年2組の教室。すなわち菜穂のクラスだ。お昼休みの今、2組にお邪魔している状況。




「まあ。高槻君とのことはあ、愛莉紗が決めなよお。菜穂は関係ないし〜、首は突っ込まないよお」




そう言うと、もう興味が薄れたらしく苺ミルクをストローで吸っていく。


かなりあっさりしている。だからこそ気が合う。ただ“都会の子”と言うだけ一緒に居るわけではない。必要以上に深入りして来ないのが“菜穂” それが私にとって気楽な付き合い方だ。
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