都会育ちのギャルが田舎に転校してきました
菜穂と居たら此処が何れだけ田舎か身に染みる。
ダサい髪型・制服の着こなし・冴えない顔・仕草―――少しは期待していたのに存在自体ダサすぎて興醒めだ。
私達は後ろの窓際に居るが、少し離れた隣の席に湊が居る。横目で見れば八重と太陽も居た。
八重と太陽も朝の出来事からか、話し掛ける事はせずにチラチラと横目で見てくる。
きっと私が“話し掛けるなオーラ”を放っているせいもあるだろうけど。