都会育ちのギャルが田舎に転校してきました
キキイイイイイ!
猛スピードで通り過ぎた自転車は私の少し前で急停止。
その自転車に乗る人は、勢いよく身体を反転させ振り返った。
「あ、」
思わず声を出してしまった。
彼を見た途端に。
程よく焼けた小麦色の肌に、地毛っぽい天然パーマの茶髪。柔らかな顔付きはそれなりに美少年。
嘘!?結構なイケメン!やっぱりこんな田舎にも一人ぐらいはこんな美形もいるのね!
美男子との遭遇により一気に私のボルテージはうなぎ登りで急上昇中。
――‥しかしそれも一気にガタ落ちになる。