都会育ちのギャルが田舎に転校してきました


完成された身嗜みに満足気に鏡に向かって頷くと…


ふと気づく。


何度も真麻の言葉がリピートされる。口紅を化粧ポーチに入れようとした手が止まり固まった。


『早くしなよ?』

『遅刻するよ?』

『真麻知らないし』









『もう』

『8時10分なんだから』




< 84 / 188 >

この作品をシェア

pagetop